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本革のアクセサリーを作ったワケ


今日は少し難しい話を書きます。

難しいというのは、私自身、上手に伝えられるかまだ少し不安な話ということです。


先日、こんな記事を書きました→


簡単にいうと、サスティナブルやエシカルに関するお話です。



La Broderie Chante(ラ・ブロドリーシャント)で作るアクセサリーにも、このことに関する私なりの思いが反映されています。


ヴィンテージボタンやヴィンテージビーズを取り入れるのも、使われなくなってどこかに眠っていたものを使って新しい価値を作りたいという想いが少なからずあるのです。



ですが、この「本革アクセサリー」


これって、それだけ見ると確かに全然サスティナブルではありません。

サスティナブルやエシカルに関心を持つ企業は、レザーやファーの製品は作りません!と宣言しますよね。



ではなぜ私がこの本革アクセサリーを作ろうと思ったか。



実はこの革は、とあるレザー小物を製作しているブランド様から譲り受けた革を使用しています。

お財布やバッグ、その他小物。そういったものを製作する過程で必ず出る「端っこの部分」これは捨てられてしまう部分。


たまたま工房にお邪魔した際に、その処分されようとしている革の切れ端を見つけて譲っていただいたことが始まりでした。



そして、そのブランド様で使われている革の、作られる過程や仕入れについても教えていただきました。その話を聞いたのも、譲っていただくことにした理由になりました。


まず、仕入れる革は、食肉になった牛から出た革を使用しているということ。

革を取るために牛を殺処分するのではないということ。

(そもそもお肉を食べることが問題!と思われる方からするとちょっと違うかもしれませんが…)


以前、某高級ブランドのバッグを大量生産するためだけに、大量のワニが惨殺されているという動画がネットで話題になったことがありますね。



次に、革の鞣し方について。

革の作り方を「鞣し(なめし)」と言うそうですが、2通りあるそうで、植物由来の製法で時間をかけてなめす方法と化学薬品を使用して短時間でなめす方法があるそうです。


このブランド様で使っている革は、前者の植物由来の製法で作られた革のみを使用しています。

化学薬品で鞣されるのが必ずしも悪いわけではないのですが、短時間でできるためにひたすら大量生産され、それによって環境が一気に汚染されてしまい、人体にも健康被害が起きるほどの問題が発生しているというのが現状です。


必要な量、適切な量を生産していれば起きなかった問題が、何処かの国で誰かを苦しめているという現実があります。



そのように、仕入れている素材の元にまで意識を向けられていることにも感銘を受けました。

そして、そこから出た小さな切れ端。


大きな企業では、確かにこの切れ端をどうにかするのは非効率と判断されるでしょう。

だから「レザーは使用しない」と宣言されているのかもしれません。



でも私は、La Broderie Chanteなら、この小さな切れ端を活かすことができる。

そう考えました。



これってとても難しい問題です。

そもそも食肉に関してすら、意見が分かれる話ですよね。

なのでこれまで、この話をどう伝えたらいいものか…いや、触れるべきではないだろうか…

と散々悩んできました。


ですが、前回のブログに書いたRenameさんのような価値観を知り、拙い言葉でも自分の意思を発信することが大事なのではないかなと思い、思い切って書いてみました。




まだ私の手元にはそんな切れ端たちがあります。

刺繍と組み合わせて、きっと可愛くするからね、と日々アイデアを巡らせています。



きっと私の知らない問題はまだまだたくさんあるはず。

これからは自分の知ったことを自分ごとに置き換えつつ、自分の言葉でこのように発信して行く機会も持ちたいと思います。



少し長くなりましたが、最後までお読みいただき、

貴重なお時間をいただきありがとうございます。


acoco


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