• acoco

刺繍絵「知恵のわ」解説

こんにちは!


La broderie chanteのデザイン、制作を行なっている刺繍アーティストacocoです。


この度、私の作品「知恵のわ」が完成したので、ブログでもご紹介させていただきます。


まだ額装前ですが、構想から約4ヶ月弱。

紆余曲折ありましたが、なんとか形にできてほっとしています。


額装ができたら写真差し替えますね。


刺繍絵「知恵のわ」


かっこいい女性像を作ってみよう。

と思って作り始めた作品。


私にとってかっこいい女性像は、

知性があって、上品で凛としている姿。


そんなことを考えているうちに「魔女」の姿が出てきました。



魔女=賢いというイメージがあると思いますが、

中世ヨーロッパでは、実際に魔術は医学などと並んで大学で学ばれていた学問のひとつ。


そんなことから魔女や魔法使いは賢い人、というイメージが付いたようです。




そんな魔女を中心に、まわりを囲むのはオリーブ、サルビア(青)、月、猫というモチーフたち。


私は花言葉を調べるのが好きなのですが、今回取り入れたオリーブやサルビア。

オリーブ:知恵・平和

サルビア(青):知恵・尊敬

と、どちらも知恵に関する言葉を持つ植物なんです。



そして月モチーフ

月は女性の象徴とも言われますし、月モチーフのものは知性を表すともいわれています。



また、この三日月は新月から上弦の月、満月へと変化していく中で、新月→上弦の月の間に位置する形です。


新月は新しいことを始めるといいとき、と言われていて、

この三日月はまさに新しい未来に向かって進んでいる姿を現しています



最後に

猫は魔除けのモチーフと言われており、幸運のシンボルともいわれています。


余談ですが、「黒猫が前を横切ると不幸になる」という言い伝え。

これの真実は、幸運のシンボルである猫が、通り過ぎてしまったから不幸になる。というのが元になっているそうです。

黒猫の「黒」のイメージから、今ではちょっと誤解されてしまってるようです。



魔女を中心に、知恵や知性、幸運のモチーフで囲まれた形がわっかのようなので、

この作品に「知恵のわ」という名前を付けました。



「わ」がひらがななのは、知恵の輪だと思いっきりあのパズルを想像してしまうから(私が)


それと、「わ」という形が少し輪っかに見えるのも、ひらがなを採用した理由の一つです。

(あと、ひらがなが好き)




今回、作品に奥行きを深みを加えて、立体感が出るようにと意識してデザインを考えました。


奥行きは物理的なもので、深みは感覚的なもの。



奥行きを出すのは、モチーフを重ねたりという方法で表現。


深みについては、全体的にのっぺりとした印象にならないように、

同じ面でも様々な素材を取り入れて動きを出してみました。


例えば魔女の帽子も、3種類の素材を取り入れています。

スエード調のリボンとスパンコール、極小ビーズ。

形も光の反射の仕方も違う素材を組み合わせると、見る人の目が楽しんでくれる、そんなイメージです。




今回使った素材↓

・サテン

・オーガンジー

・刺繍糸

・絹糸

・ラフィア

・スエードリボン

・ツイストコード

・ビジュー

・ビーズ

・水晶

・スパンコール

等々。


こうみるといろいろ使ってますね。

これができるのがオートクチュール刺繍の楽しいところでもあります。



この作品にかかわらず、刺繍ってやっぱり実物を見ていただくのが一番伝わるんですよね。


「知恵のわ」も、いつかお披露目できる場が作れたらなと思っています…




最後までお読みいただき、ありがとうございます!


acocoより

閲覧数:19回0件のコメント