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シャネルのマドモアゼルプリヴェ展 刺繍ワークショップが刺激的でした!!

2019年10月19日から、東京・天王洲アイルで開催されている、シャネルのイベント 「マドモアゼルプリヴェ展」に行ってきました!



今回の展覧会で注目コンテンツの1つだった、刺繍ワークショップにも参加してきました。


ワークショップは早々に埋まってしまったようで、行けなかった方も多数いらっしゃるみたいなので、ワークショップの内容を中心に、展示の様子をご紹介したいと思います。


 

マドモアゼルプリヴェ展 気になる展示内容は?


シャネルのクリエイションスタジオの入り口に掲げられていた「マドモアゼルプリヴェ」という言葉をタイトルにした今回の展示。




気になる展示のポイントは3つ。


  1. オートクチュール

  2. シャネル N°5

  3. ダイアモンドジュエリー


この3つの視点から、シャネルの唯一無二のクリエイティブを紐解きます。



会場に入ると、目の前に大きな上り階段があり、登った先に扉があります。



シャネルのクリエイティブスタジオがパリのカンボン通り31番地の4階にあったことから、階段を登った先にあるその扉から、シャネルのクリエイティブな空間に誘われます。


しかもこの扉、よーくみてください。




なんと全て刺繍でできているのです。





お分かりだろうか← 取っ手や蝶番も全て刺繍でできているのが…




制作時間900時間。 むしろ900時間でできるんでしょうか。 1日10時間作業して約3ヵ月で出来たと思うと圧倒されます。




展示はシャネルが愛した5色の”色”で構成されています。


  • WHITE

  • BLACK

  • GOLD

  • BEIGE

  • RED


ホワイトだけ撮影が禁止だったのですが、他のエリアは撮影OK。 事前に専用アプリをダウンロードしておくと、自分のスマホが音声ガイドに変身します!




これらの色は、シャネルが「女性を美しく見せる色」として好んでいた5色。


今では当たり前にファッションで使われている色ばかりですが、例えば黒なんかは「喪服」の色という印象しかなかった当時では、かなり斬新な発想だったようです。




会場には各カラーの部屋があり、4-5体程度のマネキンが華やかなドレスに身を包んでいます。 そして点々とシャネル N°5とダイアモンドジュエリーが、美しく展示されているのです。



※画像は右側をタッチすると複数枚ご覧いただけます


私は刺繍に注目していましたが、ただビーズやスパンコールを使うだけでなく、毛糸のような糸やウッドビーズ、プラスチックの花びら…などの異素材の組み合わせで作られているのを、至近距離で見ることができました。



シャネルは服のボタンもデコラティブで大変美しいので、ボタンもまじまじと見つめて「欲しい…」と指をくわえていました。笑


シャネルのデッドストックのボタンも、ボタン好きさんの間で人気ですよね!



展示はじっくり見て30-40分くらいで楽しめる内容でした。

そして展示の最後はいよいよ刺繍のワークショップです。



 

アトリエモンテックスによる 刺繍ワークショップ


私が一番楽しみにしていたコンテンツです。


このワークショップの目的は「みんなで着物の模様を刺繍しよう」といったものでした。




ワークショップの部屋に入ると、4つの長〜い刺繍枠がまっすぐ繋がっています。

その4つの枠がそれぞれ着物の右腕・左腕・後身頃(右)・後身頃(左)と分かれています。



生地自体にも、富士山や東京タワーなどがうっすらプリントされていて、その上にビーズなどのモチーフをみんなで縫い付けていくというものになります。


完成したものは、日本のどこかのシャネルブティックに飾られるそうなので、もしこれか参加される方は、自分がどの部分をやったか覚えておくといいと思います!




講師をするのは、シャネルのオートクチュールで刺繍を担当しているアトリエのひとつ、モンテックスから6名の講師の方がいらっしゃっていました。


しかもその内2名が日本人の方!日本人の方が、こうやって第一線で活躍されているなんて、なんだか嬉しいですね。




あとの4名の方はフランス人なのですが、ちゃんと通訳さんがついているので安心です。


私の案内されたテーブルも、フランスのおしゃれなマダムが講師としてきてくださいました。




最初に「こうやってやるのよ」というデモンストレーションを受けると、すぐにパッと針を渡されて自由に進めます。


はじめのうちは様子見しながらやっていたのですが、だんだん調子に乗ってきて、どんどん進められました笑



そしてここで刺繍したパーツがすごいのです!


普通のパールやスパンコールもあるのですが、中にはモンテックスで独自で作ったパーツもたくさん…




毛糸をころころのボールにしたものや、スパンコールとビーズを組み合わせた扇型のパーツ、あえて折り曲げたスパンコール…


オートクチュール刺繍は、表現のためならあらゆる素材も取り入れる。

とは聞いていましたが、まさにそれを目の当たりにしました。



刺繍はものの15分程度で終わりますが、その後部屋に展示されているモンテックスの刺繍作品を見て回れます。


ここでも素材のすばらしさに直面。

スパンコールに模様を印刷したり、熱してぐにゃぐにゃにしてコサージュを作ったり(本来スパンコールは熱に弱いから熱を当てないように!と言われるくらいタブー)、中にはコンクリートをビーズのように刺繍している作品まで!


※画像は右側をタッチすると複数枚ご覧いただけます


圧倒的な唯一無二の存在になるには、これが必要なのかと感じました。



誰よりも努力していて、誰よりも真剣に取り組んでいる。

ここまでやって、やっと一流なんだな。




人が真剣に一生懸命取り組んだものには、やはりパワーがあって、それはその人そのものだけでなく作品も同じですね。



正直ブランド物とかはあまり持たないので、シャネルのものも持ったことはないのですが、アトリエで作られた作品は、どんなに小さなものでも強い力がこもっていました。




なんだかスピリチュアルみたいな話し方で申し訳ないのですが、実物を見たからこそ、本当に圧倒されました。

本物にはちゃんと触れるべきですね。



 

マドモアゼルプリヴェ展に行った感想まとめ


シャネルイズムのかっこいいところは「自分を強く信じる」ところにあるのではないかなと思いました。


人や流行に流されず、自分が真剣に向き合った上で、こうあるべきと信じたものを疑わずにまっすぐ表現する。




私たち作り手は「買ってもらえるようなものを作らないと」というところに目が行きがちで、ある意味心を隠して作ったりすることもあると思います。 商売なので、ある程度は仕方のないことかもしれませんが…




だからこそシャネルがかっこいいと感じるのかもしれません。




芸術とビジネスのバランスはとても難しいです。

時間をかけるほどコストはかかって、商品は高額になる。

でも妥協はしたくない。


これは永遠の課題ですね。



見ると、物作りに誇りを持てるイベントでした。

物作りをしている方には、ぜひ行ってみて欲しいです!




 

マドモアゼルプリヴェ展概要



公式サイトはこちら


会期:2019/10/19 - 2019/11/3

時間:11:00 - 20:00(最終入場19:30)

※入場無料 / 要予約

場所:B&C HALL - 天王洲アイル    東京都品川区東品川2-1-3


マドモアゼルは「令嬢、お嬢さん」、プリヴェは「プライペート」だそうです。

お嬢さんひとりひとりへっていう感じですかね…




最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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